知覚フィルターとは、体験を情報としてインプットする際のフィルター機能を果たしている五感(視覚・聴覚・身体感覚・味覚・嗅覚)のこと。
名称 | 知覚フィルター |
意味 | 外界からの刺激を感覚としてキャッチして、脳内で処理できる情報量に制限するためのフィルター |
英語 | Perceptual Filters |
訳 | Perceptual=知覚的な Filters=フィルター、特定の情報を通し他をブロックすること |
知覚フィルターとは?
私たちは五感を通して世界を認識しています。この五感を通して外部からの情報を内部にインプットすることによって何が起こっているかを認識します。しかし外部にある情報は多すぎるため五感はフィルターの役目も果たしています。
知覚フィルター
- 視覚(フィルター)
- 聴覚(フィルター)
- 身体感覚(フィルター)
- 味覚(フィルター)
- 嗅覚(フィルター)
知覚フィルターは、処理できる情報だけを取り込む
知覚フィルター(五感)の役割の1つは情報の収集と、情報に制限をかけることです。
フィルターは、一般的に特定の情報を通し他をブロックする役割があります。知覚フィルターは五感で感知できる情報だけを通しそれ以外をブロックすることによって、私たちが体験を脳内で処理できるようにしています。
知覚フィルターを通してインプットできる情報はほんのわずか
外界には膨大な情報があります。私たちはすべてを知覚してインプットしたり理解することはできません。もしもそんなことが起こったら、カオスすぎてしまいます。そのため知覚フィルターを通して、情報量を制限しています。
例えば超音波・電磁波・放射線。私たちは直接知覚することができません。リアルな現実のうち私たちが知覚できるのは、知覚フィルター(五感)を通してインプットできるほんの一部の情報だけです。
人間にとって、知覚できないものは「存在しない」と同じことになります。しかし知覚できない、もしくはしていないだけで「存在している」ものはたくさんあります。これが「現実」と「現実と思っているもの/メンタルマップ」に齟齬が生まれる理由の1つでもあります。
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