言葉/言語とは、自分の世界観(思考・感情・情報)を他人に伝えるためのツールの1つ。伝達の手段。
名称 | 言語フィルター |
意味 | 自分の世界観(思考・感情・情報)を他人に伝えるためのツールの1つ |
英語 | Language |
訳 | Language=言語 |
言葉/言語とは?
言葉は、自分の世界観を分かち合うためのツール
「どのように世界を捉えているか?」は1人1人が異なります。その世界観を他人にも伝えるためのツールの1つが言葉/言語です。
同じ言葉でも、人によって「言葉の持つ意味合い」は異なる
言葉は伝達手段として共有することが可能です。しかしその言葉にどのような意味づけをしているか、その言葉にどのようなニュアンスを持っているか、などその言葉に紐づくものは個々で異なります。つまり同じ言葉でも、他の人は異なる意味合いを持っています。
そのためミスコミュニケーションが起こる原因の1つは、同じ言葉を使っているから「わかり合っている」という思い込みから生じます。
言葉は、体験そのものを表現することはできない
体験したことを言葉で表現するとき、私たちはかなりの膨大な情報(体験)をほんのわずかな言葉に絞り伝えます。私たちは体験や思考をそのまま言葉にしようとしても、情報量が多すぎて説明しきれません。そのため言葉に変換する際には伝える内容を一般化したり、削除したり、分かりやすく歪曲したりすることで情報をフィルタリングし相手に伝わるようにしています。
言語に関する用語
言語フィルター
私たちがコミュニケーションを取る際の大切なツールの1つが言葉ですが、言葉にして何かを伝えるとき、内容を一般化したり、削除したり、分かりやすく歪曲したりすることで相手に伝わるようにしています。このように言葉(言語)には情報をフィルタリングする働きがあります。私たちが考えていること(思考)を話すこと(言葉)へ変換するときに使っているフィルターのことを言語フィルターと言います。
- 一般化(フィルター)
- 削除(フィルター)
- 歪曲(フィルター)
言語システム
言語システムとは、表象システム(対内的に使われる感覚)の1つ。また言語システムには「デジタル聴覚(システム)」と「デジタル視覚(システム)」の2種類があります。
- デジタル聴覚(システム):耳で聞いた音を意味(言葉)に変換
- デジタル視覚(システム):目で見たイメージを意味(言葉)に変換
(言葉を使った思考(内的対話)はこの言語システムが使われています。言語はメタ表象システムでもあります。)
言語的アンカー
言葉はある特定の「反応」や「状態」を引き起こす引き金となる、アンカリングの働きもあります。(言語的アンカリング)
関連
関連キーワード
- コミュニケーションモデル
- 知覚フィルター
- 内的フィルター
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- 五感
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