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NLPのメリット&デメリット

NLPは五感・言葉・思考にアプローチして変化や学びを促進させる実践的なもので、適切に適用することができると即効性があり、効果的に活用することが可能です。逆に不適切な形だと結果が分かりづらく、また扱いづらいものとなります。両方の側面を理解して、上手に活用しましょう。

NLPのメリット

NLPの特徴を5つに絞ってご紹介します。

  1. すぐに結果が出る
  2. 自分でプログラミングできる
  3. 目的に合わせた解決法(レシピ)が豊富にある
  4. 再現性を持たせられる
  5. 世界における加速学習を可能にする

⑴ すぐに結果が出る

NLP活用の面白いところは、理論や仕組みを理解していなくても結果が出る点です。

私たちはインターネットの仕組みを知らず、理解していなくても毎日ネットニュースやSNSを利用しその恩恵を受けています。私たちの脳や身体についても、仮にその仕組みを理解していなくても、もしも最も効果的な選択・決断・行動ができていたら、常に自身の持つ能力を最大限活用し、その恩恵を受け続けることができるはずです。

NLPは脳内の情報処理や、身体・心・思考の相互作用などの仕組みをもとに、多種多様な問題解決&目標達成レシピが用意されています。そのためそれらを活用した適切なアプローチやサポートがあることで、自身の能力を最大限活かして望む結果を実現させることも可能です。

⑵ 自分でプログラミングできる

自分の思考・言葉・行動のクセを理解することができると、セルフマネジメントが容易になります。NLPは行動だけでは知り得ない、脳内の思考プロセスをも言語化して知る方法があり、それはとても力になります。

⑶ 目的に合わせて選べるたくさんのレシピがある

NLPは基本的なモデルをもとに、さまざまな手法、ツールが開発されてきました。そのため、NLPの基本知識を理解しておくと、困ったときにはその基本のもと多種多様なツール・レシピを目的に合わせて活用できるという大きなメリットがあります。

⑷ 再現性を持たせられる

私たちは誰しも、驚くほど鮮やかに結果を出したり、うまくやった経験があるはずです。しかしそういう時は前に進むことに集中するあまり、うまくいっている時ほどその成功分析をすることを怠ります。

NLPは、優れたコミュニケーターたちの卓越性の研究からスタートしました。しかしそれは他人から学ぶだけでなく、自身の卓越性、成功パターンからも学ぶことが可能です。

NLPのモデリングスキルを理解し、身につけることで自身の卓越性を意図的に高め、再現性を持たせることが可能です。

⑸ 世界における加速学習を可能にする

NLPは「世界におけるパターン」を抽象的なモデルとしてまとめています。そのため物事、出来事、反応そのものではなくその裏側に働いている共通の「仕組み」「パターン」を理解することを助けてくれます。この抽象的な仕組みやパターンを理解できるようになると、自分の能力を、異なる状況にもすぐに応用することができるようになります。ある場面でのスキルを、どこでも、いつでも、どんな状況でも発揮できるポータブルな能力へと転換するのにNLPの知識や方法論はとても役立ちます。

物事の抽象的なパターンを身につける方法は、能力のモデリングとも呼ばれます。モデリングは、段階的に時間をかけて何かを学ぶ従来の学習方法ではなく、最初に全体を短期間で身につける学習方法で加速学習と呼ばれます。

NLPのデメリット

逆にNLPのデメリットもあります。

  1. 変化を実感しづらい
  2. 理解するのが難しい
  3. 使い方次第ではただのガラクタ

⑴ 変化を実感しづらい

NLPは、行動や環境の変化に焦点を当てる以上に、目には見えない思考プロセス、心や身体の状態、感覚の鋭敏性や、戦略の変更、信念・価値観の調整や、セルフイメージの調整など抽象度が高いレベルも扱うことが可能です。

行動やパフォーマンス向上のための活用の場合は、すぐに分かりやすい結果・変化を受け取ることができますが、悩みや課題が深ければ深いほど、その結果や変化を本人は実感しづらい傾向があります。

往々にして、人生に関わる本質的な課題・問題は、行動や環境の変化では根本的に解決しません。抽象度が高く、普段なかなか扱わない意識レベルの変容が必要不可欠です。これらの抽象度が高い意識レベルにあるものたちは、すぐに結果がわかったり、実感できるものばかりではありませんが、NLPのアプローチはこれらの意識改革にとても有効です。

⑵ 理解するのが難しい

NLPは理論(論理)と実践(感覚)の両方をミックスさせて初めて腑におちる類のものです。書籍を読むだけ、話を聞くだけ、勉強しただけ、理解しただけではその本質を掴むことは到底不可能です。なぜなら私たちは、頭で理解し、考える以上に感覚によって動かされているからです。NLPはその感覚の部分も理論と同じだけ大切に扱います。

理論を知らずに先に体験すると「なぜ、うまくいったの!?」という不思議な感覚を体験します。(パーソナルセッションでは、多くのクライアントさんが最初にこの体験をされます。)逆に体験をせずに知識だけをインプットしても「よく意味がわからない」となります。(そのため最初に理論的な部分をお伝えすることは基本的に行わず、その方の体験・理解度に合わせて必要なタイミングに必要な理論や仕組みをピンポイントでお伝えしています。)

NLPは自身の経験とともに必要な知識や理論を、都度照らし合わせながら身につけていくものです。いくらノウハウや手順書があっても、その通りやってもうまくいかないことが多いはずです。この点がNLPのデメリットとなりますが、逆にいえばNLPを学ぶ最短の方法は、実践しながら理論を理解していくことです。これがまさに加速学習です。

⑶ 使い方次第ではただのガラクタ

NLPには4つの構成要素(前提、研究&理論、モデル、アプリケーション)があります。これらをすべて統合させる事で、よりカンタンに、より早く、よりスムーズに問題を解決させたり、目的を実現させることができます。

逆に言えば、どれか1つだけではその効果を最大限発揮しきれません。切れ味のいい包丁を持っていても、その包丁を使いこなせる人でなければただの宝の持ち腐れです。また例え包丁さばきが上手でも、料理の経験・腕前がなければ最終的に美味しい料理を作ることはできません。

NLPの4つの要素はそれぞれを理解するだけでもとても有効です。しかし理解することと使いこなせることは全く別物です。実践で活用しなければ、いくら価値のあるものでもただのガラクタとなってしまいます。NLPは知るだけですぐに活用でき結果が出るものもありますが、使い続けることで加速度的に技が鍛えられるものも多いです。つまり早く、カンタンに、結果が欲しいという方にとっては実践と時間がかかりデメリットとなるかもしれません。