脳のトリセツ

〈言葉〉から読み解く五感 | 叙述語

あなたの考えを伝えてくれる大切なツールである「言葉」。私たちの習慣になった〈考え方〉は身体に刻み込まれます。そしてその考え方は「言葉」にも現れます。

「何を考えているか?」という内容もそうですが、「どう表現するか?」という表現方法は、あなたがどの五感を使っているかを教えてくれます。この記事では「どんな言葉」が「どの五感」とリンクしているかを紹介します。

叙述語とは

私たちは考えるときに「言葉」を使います。また人には、それぞれ「優先的に使う五感」があります。(優先的に使う五感について、詳しくはこちら

つまり人がどんな言葉を使っているかを知ることによって、その人の優位感覚(優先的に使っている五感)を知ることができるのです。

このように感覚に基づいた言葉のことを叙述語と言います。どのような言葉を使っているかによって、その人の優位感覚を知ることができるのです。

各感覚の叙述語

各感覚を優先的に使っている人が、どのような言葉を使うかをご紹介します。あなたはどの感覚の言葉をよく使っているでしょうか?各五感の代表的な叙述語をご紹介します。

視覚

視覚的なことに関する表現・言葉をよく使われる場合、優位感覚は視覚と読み解くことができます。

  • クリアに見える
  • 見解の一致
  • じっくり見直してみます
  • 盲点があるよ
  • 描く
  • 見通す
  • 明るい/暗い
  • 焦点
  • 想像

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聴覚

聴覚的なことに関する表現・言葉をよく使われる場合、優位感覚は聴覚と読み解くことができます。

  • 波長が合う
  • 調和している
  • 聴く耳を持たない
  • 耳ざわりがいい
  • 前代未聞
  • 黙って
  • 言う
  • 共鳴する
  • 響く
  • 話す
  • 静かな/うるさい
  • リズム
  • アクセント
  • 沈黙

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身体感覚

身体感覚的なことに関する表現・言葉をよく使われる場合、優位感覚は身体感覚と読み解くことができます。

  • 骨身に沁みる
  • 心の温かい
  • 冷たい態度
  • バラバラになるような感覚
  • 滑らかなやり方
  • 触る
  • 苦しむ
  • 手応えのある
  • プレッシャー
  • 圧力
  • 不安
  • 緊張
  • 歪み

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嗅覚

五感の中でも、嗅覚&味覚を、優位感覚として使っていることは少ないと考えられます。しかし状況や内容によって嗅覚に関する表現・言葉をよく使われる場合は、嗅覚の感覚を普段も多用していると読み解くことができます。

  • 芳しい(かんばしい)
  • くさい
  • きな臭い
  • につく
  • 新鮮な
  • 胡散臭い

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味覚

味覚も嗅覚と同じく、優位感覚として使っている人は少ないと考えられます。ただ料理人や、味覚にこだわりがある方など、味覚に関する表現・言葉をよく使われます。

  • 味わう
  • 酸っぱい
  • 苦い
  • 塩辛い
  • 甘い

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中立的な言葉

五感に関する表現とは関係ない言葉もあります。

動詞

  • 決める
  • 思う
  • 覚える
  • 知る
  • 熟慮する
  • 認める
  • 留意する
  • わかる
  • 評価する
  • 学ぶ
  • 動機付ける
  • 変える
  • 考慮する

形容詞

  • 意識的な

名詞

  • 過程
  • 決定

叙述語の活用方法

叙述語を活かして、プレゼンする

プレゼンや、大勢の人に話しかけるときはすべての感覚の叙述語(特に視覚・聴覚・身体感覚の3つ)を混ぜて使うと効果的です。

叙述語を活かして、信頼関係を深める

私たちは「分かってもらっている」と感じられると安心や信頼をより強く感じます。相手の言葉使い(叙述語)に合わせて言葉を選ぶことができると、より深い信頼関係を築くことを可能にしてくれます。