自分らしい人生のつくり方｜ライフデザイン入門ガイド

「もっと自由に、自分らしく生きたい」
でも同時に——「それってわがままじゃない？」「そんなこと言ってたら社会で生きていけない。」そんなブレーキのような感覚も、同時に湧き上がってくる。

このページでは、そんな揺れを抱えながらも「それでも自分らしく生きたい。」と願うあなたに、“人生を整えるスキルの身につけ方”をご紹介します。

CONTENTS

01：なぜ「自分らしく生きる」のは難しいの？
02：自分らしく生きることは「才能」ではなく「スキル」
03：5つのステージで整える「自分らしい人生」のつくり方
04：しくみを知って、人生を動かす方法
05：今日から動き出すための、ヒントとサポート

01：なぜ「自分らしく生きる」のは難しいの？

「もっと自由に働きたい。」「自分のペースで暮らしたい。」「わたしらしく生きていきたい。」——そんな声を、あちこちで耳にするようになりました。「自分らしく」という言葉は、今や時代のキーワードとも言えるかもしれません。

でも同時に、「それってわがままじゃない？」「“しっくりくる”って、感覚的すぎてよくわからない。」「浮いてしまいそうで怖い。」——そんなブレーキも、多くの人の中に同居しています。それは、あなたの性格や努力の問題ではありません。私たちの生きづらさの背景には、4つの背景が存在しています。

４つの背景

時代の変化：今は「自分で人生を選ぶ」という問いが浮上してきた新しい時代。誰もが手探りでその答えを探しています。
社会の常識と価値観：日本では「空気を読む」「和を乱さない」ことが大切にされます。その反面、自分を出すことに慎重になってしまう側面があるかもしれません。
教育の影響：正解を覚える、指示に従うという教育が一般的でした。その環境の中で「意図的に、自分で選ぶ」機会は、そう多くはなかったのではないでしょうか。
過去の積み重ね：育った環境や経験から、「ちゃんとしなきゃ。」「人に迷惑をかけてはいけない。」といった信念が根づいていることもあります。

たとえば「私なんて…」「失敗したら嫌われる。」「誰かがOKと言ってくれないと動けない。」過去の教育や経験の蓄積から、そんな内なる声が、私たちの選択を止めてしまうことがあります。

問い直す力

でも、大人になった今、私たちには「問い直す力」と「意志を持って選び抜く力」があります。「この思い込み、いつからあったんだろう？」「本当に必要なのかな？」と問いを投げることで、少しずつ“自分で選ぶ力”を取り戻していくことができるのです。

この先の章では、自分らしさを取り戻すための「整え方」や「ステップ」を紹介していきます。

02：自分らしく生きることは「才能」ではなく「スキル」

「もっと自分らしく生きたい。」そう思ったとき、どこかで「特別なセンスや感覚が必要なのでは」と感じたことはありませんか？けれど本当は、“自分らしさ”は才能ではなく、仕組みを理解し、扱い方を身につけていくスキルです。誰でも少しずつ整えていくことができます。

「自分らしく」という言葉は、ふわっとしていて曖昧な印象があるかもしれません。けれど、実際には「どんな順番で整えていくのか（プロセス）」、「どこを、どう扱えばいいのか（しくみ）」があり、それを知ることで、選択や行動に“納得感”が生まれてくるのです。

大切なのは、何か新しい自分に“なろう”とすることではなく、もともと持っていた感覚や価値観を“思い出す”ことです。「本当はこうしたかった」「こっちのほうがしっくりくる」——そんな声に、素直になってもいいのです。たとえば、日々の小さな選択——「なぜ、それを選んだのか？」「どうして、それが心地よかったのか？」そうした問いを通して、“自分の人生は、自分がつくっている”という感覚が少しずつ戻ってきます。

“自分らしく生きる”とは、特別な誰かの話ではなく、「選び方」と「感じ方」を、自分の手に戻していくプロセスであり、スキルです。そのためのガイドとして、Ainessでは2つの視点を大切にしています。

03：5つのステージで整える「自分らしい人生」のつくり方

ここでは、人生を整えていくためのプロセスとして「ライフデザイン5ステージ」をご紹介します。

このプロセスは直線ではなくスパイラル構造です。１つのステージが終わったから完了！というものではなく行ったり来たりを繰り返しながら螺旋のように変容していくことを意味しています。ときにはStage1に戻ることもあるし、急にぽんっとスキップしたような感覚になることもあるかもしれません。都度都度、現在地を問い直すことそのものが、前進になります。

「今の私はどこにいるんだろう？」と感じたら、自分の状態を客観的に見てみるチャンスです。ステージは重なり合い、日々変化します。だからこそ、「今の自分に必要なことは何だろう？」という視点が大切です。どのステージにいても大丈夫で、整えるのは「今ここ」から、いつからでも、始められます。