自己啓発とは、自主的に目標を持って自分の能力を磨き、高めること。それは仕事やキャリアで結果を出すためのこともあれば、より広範囲の人生における成功や幸福なども含まれます。
名称 | 自己啓発 |
意味 | 自主的に自分の能力を磨き、高めること |
英語 | Self-Development |
訳 | 自己の能力開発 |
自己啓発とは?
自己啓発の目的は、知識やスキルの獲得、精神的な成長とされています。
自己啓発は、個人の主体的な意欲や興味関心に基づいて行われる能力開発を指します。特に目標志向性が強く、特定の領域やスキルの習得に焦点を当てることが多いです。
*これに比べて「生涯学習」という言葉がありますが、これも同じように個人の学びや成長に関連する概念ですが、異なる側面があります。幅広い領域やテーマにわたる学びを対象とし、個人の充実感や社会参加にも関連していて必ずしも「目標志向」ではない点です。生涯学習は個人の総合的な学びの活動を指し、自己啓発は特定の目標やスキルの向上を目指す個人の学びのプロセスと捉えることができます。どちらも重要な要素であり、個人の成長と充実した人生を築くためには大切な概念です。
自己啓発の活用
自己啓発が必要なタイミング・状況
- 環境が変わった時(仕事、職場、住まいなど)
- 役割が変わった時(仕事での役割&役職、ライフパスの中での役割/夫婦になる、親になるなど)
- 時間が経過した時(時代、社会の変化とともに)
- 人間関係が変わった時(コミュニティ、付き合う人、役割、環境による関係性の変化)
- 経済状況が変わった時
自己啓発の種類
- コンテンツ(座学)
- 書籍
- 動画
- 音声
- 実践型(グループ)
- セミナー
- 研修講座
- パーソナル(1on1)
- コーチング
- メンタリング
- コンサルティング
- ティーチング
- トレーニング
自己啓発が役立つ人生のエリア
人生にはさまざまなエリアがありますが、すべてのエリアにおいて主体的に学びに取り組む姿勢は、より柔軟にそして自分らしい選択をしていくことができるようになるのに役立ちます。
- 仕事・キャリア(知識、スキル獲得による能力開発)
- お金・経済(柔軟性や適応力の向上)
- 人間関係(コミュニケーション能力の向上)
- 家族関係
- パートナーシップ
- 自己成長・学び(自己肯定感や自己効力感の向上)
- 健康・メンタルヘルス
- 遊び・余暇(満足感や達成感の充実)
自己啓発の目的
学校や、自分のいる環境や人間関係の中だけで学ぶことは限られています。従来からの知識に、さらに新たな知識や考え方をプラスしていくことで、人生をより豊かにしていくことが目的です。
- 仕事やキャリアの発展
- お金や経済状況の発展
- 人間関係の向上
- 家族関係の改善や発展
- パートナーシップの改善や発展
- 自己成長と自己実現
- 健康と精神面の充実
- 余暇と楽しみの充実
自己啓発のステップ
- 何を、何のために学ぶかを明確にする(目的・目標を決める)
- 学ぶ方法を選択する(座学、講座、パーソナル)
- 学ぶ(学び、実践する)
- 学びがどう結果に繋がったか振り返る(評価する)
自己啓発のポイント
自己啓発のポイントは「目標志向性」がある点です。そのため、何を得たいか、何を学びたいかを明確にしておくことでその効果や実践がより結果に繋がりやすくなります。
関連
自己啓発に関する有名な書籍
- ナポレオン・ヒル『思考は現実化する』 (1937)(発行部数:全世界で8000万部。成功哲学の第一人者と言われる。)
- デール・カーネギー『人を動かす』(1936)(発行部数:全世界で1500万部。他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができるという考えが柱のひとつ。)
- トニー・ロビンズ『Unlimited Power(1986)』(発行部数:全世界で1000万部。NLPを活用したコーチングを行うコーチ、起業家。)
- スティーブン・R・コビー『7つの習慣(1996)』(発行部数:全世界で4000万部)
- ロンダ・バーン『ザ・シークレット(2006)』(発行部数:全世界で3500万部)