私たちは何かを考えるときに、視覚・聴覚・身体感覚いずれかの感覚を優先的に使って考えています。この考えるときにメインで使っている感覚のことをプライマリー表象システムと言います。
名称 | プライマリー表象システム(=プライマリーシステム・優位表象システム・優先的代表システム) |
意味 | 〈考える〉ときにメインで使う感覚(視覚・聴覚・身体感覚のいずれか)のこと |
英語 | Primary Representational System |
訳 | Primary=主要な・基本の Represent=心に描く・想像する System=システム・方法 Primary Representational System=(人が)心に描くときに使う主要な方法 |
プライマリー表象システムとは?
私たちが〈考える〉ときにメインで使う感覚のこと。表象システム(イメージを心の中で描く感覚の仕組み)のうちの1つ。
- 意識して考えたり、未来について考える、何かを想像・創造するときに使う主要な表象システムのこと。
- 「何を考えるか」に関係なく、自分にとって馴染みのある1つか2つの感覚(視覚・聴覚・身体感覚)を好んで用いています。
- 11〜12歳の頃には、明らかな好み(習慣的に、優先的に使っている感覚)が現れていると言われています。
- 「何を考えるか?(What)」ではなく「どのように考えいるか?(How)」について知ることができる。
プライマリー表象システムと各感覚の情報
プライマリー表象システム | 考える時に使う情報 |
視覚システム(V) | 見る(Vi) ・絵・イメージ ・映像 |
聴覚システム(A) | 聞く(Ai) ・音 ・声/言葉 |
触運動覚システム(K) | 感じる(Ki) ・記憶された触覚 ・バランス感覚・体感 ・感情 |