用語

ツァイガルニク効果 | Zeigarnik Effect

ツァイガルニク効果とは、完了したことよりも、未完了なことの方が記憶に残りやすいという心理的現象のこと。

名称ツァイガルニク効果(ゼイガルニク効果、ゼイガルニック効果)
意味完了よりも未完了の方が、記憶にも意識にも残りやすいという心理的現象
英語Zeigarnik Effect
ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果とは?

ツァイガルニク効果とは、「私たちは完了したことは忘れ、未完了のことに意識が向き、記憶に残りやすい」現象のことを指します。

なぞなぞの答えが分からないとモヤモヤして気になる。答えが分かった途端、スッキリして気にならなくなる。そして少しすると…仮にその問題は覚えていても答えはすっかり忘れてしまっている。

また「あの人の名前なんだっけ?」と思い出せないと気になってしまう。そして帰りの電車の中で思い出してスッキリ!…そんな経験ありませんか?

私たちは未完了のことに遭遇すると「完了させてスッキリしたい」という欲求が自然と湧き起こります。にも関わらず課題やタスクを完了せずに持ち続けると、それら未完了のことに注意が向き続け、頭から離れなくなるということが起こります。私たちは完了したことを記憶するよりも、未完了のことをより鮮明に記憶する傾向があるためです。

ツァイガルニク効果のはじまり

1927年:ソビエトの心理学者ブルマ・ツァイガルニクによって発表され、その後も関連する研究は広く行われています。

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