用語

共感覚 | Synesthesia

共感覚とは、異なる感覚の間で起こる直接的で、無意識結合のこと。

例えば文字を読んでいるいるとき、本来の文字を見る(視覚)という感覚だけでなく、色が見える(視覚)ことが起こるようなことを言います。

このように1つの物理的な刺激によって複数の感覚が生じる現象、本来生まれる感覚以外の感覚が生じることを共感覚と言います。

名称共感覚
意味異なる感覚の間で起こる直接的で、無意識な結合のこと
英語Synesthesia
共感覚

Point!

  • 大人よりも子どもで共感覚が生じやすいことが報告されています。
  • 異なるリード表象システムから、プライマリー表象システムへの移行は、強力で典型的な共感覚の例と言えます。
    ex.あるシーンを思い出す(視覚)と、その時に言われた声が蘇る(聴覚)
  • 感覚の結合は自動的に、無意識のうちに生じています。

共感覚を持つ方

  • 音(聴覚)を聞くと色(視覚)を感じる(色聴/サウンドカラー共感覚)
  • 文字(視覚)に色(視覚)が見える
  • 音(聴覚)に触覚(身体感覚)を感じるなど

少し広げた解釈をご紹介すると…
社会的な共感覚

  • 色(視覚)から気分(身体感覚)を連想する
    ex.赤は情熱、青は冷静など

一般的にもよく起こる共感覚的体験

  • 自然の音色(聴覚)を聞くと気持ち(身体感覚)が落ち着く
  • ある言葉を聞くと(聴覚)、そのシーンを思い出す(視覚)