メタプログラムとは、個人の行動に影響を与える、習慣的で無意識な思考と知覚のパターンをモデル化したもの。
名称 | メタプログラム |
意味 | 個人の行動に影響を与える、習慣的で無意識な思考と知覚のパターンをモデル化したもの。 |
英語 | Meta Program |
英訳 | Meta=より高い、それ以上の、Program=プログラム |
メタプログラム概要
私たちはこれまでの経験を通して、新しいことを認識しています。誰もがみな過去の経験から、自身の行動に影響を与える習慣的で無意識な思考と知覚のパターンを形成してきています。
メタプログラムは、個人が体験をどのように感知して、それにどのように対応するかという「フィルター」と考えられています。このフィルターにいい/悪いはなく、自身がどのようなフィルターによって情報処理をしているかを理解することは、個人の成長やコミュニケーション、行動原理を理解するのに役立ちます。
メタプログラムの成り立ち
はじまり
1921年:精神科医・心理学者のカール・ユングが「タイプ論」を公開。
心理学的に人をタイプ別に分類し、その個性や行動を予測しようとしました。
1962年:イザベル・ブリッグス・マイヤーズが「MBTI」を開発。
個人がどのように世界を認識し、物事の決定を下すかについての内観的な診断テストを開発。(MBTIはMyers–Briggs Type Indicatorの略で、直訳するとマイヤーズ&ブリッグスのタイプ診断という意味。)
1980年代:レスリー・ルボー(レスリー・キャメロン・バンドラー)が「メタプログラム」を開発。アメリカの言語学者ノームチョムスキーの研究をベースに、セラピー治療の中で発展させたものと言われています。「人はそれぞれ特定の種類の〈削除〉〈歪曲〉〈一般化〉を行っていて、それらは彼らの振る舞いに現れる」と仮説を立て、60を超えるパターンを見つけモデル化しました。
発展
メタプログラムは最初の開発時には60種類ほどありましたが、後にさまざまな開発者によりシンプル化されています。
1985年:ロジャー・ベイリーが質問によって人の行動原理やパターンを読み解く「LAB Profile」を開発。「メタプログラム」をシンプル化して「LAB Profile/ラブ・プロファイル」という実践的ツールにまとめました。
シンプル化&実用化されたことにより活用範囲が広がり、世界中の企業で、採用、人事管理、マーケティング、営業、コーチング、問題解決、コミュニケーション改善などの多方面で活用されています。LABプロファイルは〈人のモチベーション〉や〈思考パターン〉を明らかにする方法として活用されています。
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