第3ポジションとは、体験を眺める位置/方法(知覚位置)のうちの1つ。
観察者の視点に立って体験を眺めること。メタポジションともいいます。
名称 | 第3ポジション 第3位置 オブザーバー・ポジション |
意味 | 観察者としての視点 |
英語 | Position Three Observer Position |
訳 | Position Three=第3ポジション Observer=観察者のこと |
第3ポジションとは?
体験を眺める方法は4つあると考えられていて、それらの総称を知覚位置と言います。
- 第1ポジションは、自分自身の視点。(実体験/アソシエイト状態)
- 第2ポジションは、相手の視点。
- 第3ポジション/メタポジションは、観察者としての視点。(分離体験/ディソシエイト状態)
- 第4ポジションは、全体からの視点。
第3ポジションは、この4つの視点のうちの1つで「観察者としての視点」から物事を見ることを言います。


第3ポジション概要
- 第3ポジションとは「観察者」です。自分・相手以外の第三者の位置から、体験を眺める位置です。
- まったく関係ない傍観者から「どう見えるか?」を考えます。
- 体験を話すときは「彼ら」を主語に、状況を冷静に客観的に話します。
- 自分の身体から離れて体験を眺めるため、自分自身も含めて見ることができます。(分離体験)
- 分離体験として自分の身体に通じて体験していないため、感情や感覚は感じません。
- 第3ポジションが強すぎる時には、現実が無味乾燥のように感じられます。
第3ポジションが強い場合の特徴
- 分析スキルに長けている。
- 客観的で意見がはっきりしている。
- 共感性に乏しい。
- 傍観者となる傾向。
第3ポジションが有効な場面
- 自身をも取り巻く人間関係を客観的に観察する。
- 自分自身を外側から見つめ、セルフコーチングを行い学びや能力を高める。
- ある状況における自分の行動も、“他人の選択肢群”とともに見ることができる。
- 過去のネガティブ(に捉えている)経験の、捉え方を変える。