アイメッセージとは、「私は」を主語にして伝えるコミュニケーション方法の1つ。
名称 | アイメッセージ |
意味 | 「私は」を主語にして伝えるコミュニケーション方法の1つ |
英語 | I Message |
訳 | I=私、 Message=メッセージ |
アイメッセージとは?
アイメッセージは、「私は」という主語を使って、自分の感情や視点を表現する形のコミュニケーション方法です。
- 「私は、”○○という行動に”困惑している。」
- 「私は、”あなたの○○という言葉を聞いて”ショックだったよ…」
といった表現がアイメッセージの一例です。自分の内側にある感情・視点・反応・思考に焦点を当てて伝えることで、(相手を責めることなく)自分の思いを伝えることができます。
アイメッセージの効果
アイメッセージは他者について話すのではなく、自分自身の感情や経験に焦点を当てそれを表現する形です。これによって、他者とのコミュニケーションをより建設的なものにし、相手に対して理解や共感を促す効果があります。
- 自分の感情や反応は、自分の責任であることを明確にする
「私は〜」を主語にすることで、自分の感情や反応が、相手の行動そのものではなく “それをどう受け取ったか” に基づいていることが伝わります。→「自分の感じ方」を自分の責任として扱う姿勢が表れます。 - 相手への尊重が伝わる
「私はこう感じた」と表現することで、他者を批判・攻撃することなく(ex.あなたって傷つく言葉を言う人だよね)、自分の感情や意見(ex.私は、あなたに○って言われると傷つくんだよね…)を伝えることができます。→攻撃ではなく対話の姿勢が生まれやすくなります。 - コミュニケーションをシンプルにする
自分の気持ちや考えを主語に据えることで、話の焦点がぶれず、シンプルで誤解の少ない伝え方になります。→「自分の真実」を相手に伝えるための有効な方法です。
注意点:アイメッセージの「落とし穴」
アイメッセージは「私はこう思う・感じる」と伝える効果的な方法ですが、本来のコミュニケーションとは、自分の思いを伝えたうえで、相手の「アイメッセージ」も受け取ることで成立します。
例えば「私は傷ついた」と伝えたところ、相手が「私はそんなつもりじゃなかった」と返してくるかもしれません。大切なのはお互いが「私は〜」を主語に語り合い、相互理解を深めることが重要です。
伝えるだけでは、コミュニケーションではなく“言葉の一方通行”になります。自分の主観をシンプルに伝え、相手の主観をシンプルに受け取り、一緒に対話を重ねてこそ、真のコミュニケーションが生まれます。
アイメッセージは、自分の気持ちや意見を誠実に伝えるための有効な手段です。それを活用しながら、相手のアイメッセージも同じだけ尊重し受け取る姿勢と、そのお互いの言葉をベースに関係する人たちとの共通合意を創り上げていくことで、はじめてコミュニケーションが成り立っていきます。
- 「私は〜」と伝える
- 相手の「私は〜」を受け取る
- 2つのアイメッセージをベースに、対話を深めていく
この3ステップが、より良い対話と信頼でつながる関係づくりの土台になっていきます。
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