アウトカム・フレームとは、「何を実現したいのか?」に焦点を当てて出来事を捉えるフレーム(枠組み)です。
アウトカムとは、行動やその結果によって生まれる状態のこと。アウトカム・フレームは行動やその結果によって生まれる〈望ましい状態〉の実現度合いをチェックするのに効果的です。
名称 | アウトカムフレーム |
意味 | 本質的に望む状態(アウトカム)の視点から出来事を捉えること |
英語 | Outcome Frame |
訳 | Outcome=本質的な成果・効果 Frame=枠組み |
〈フレーム〉とは
そもそも〈フレーム〉とは、出来事や体験を認識するために私たちが心理的に設ける「枠組み」のことです。「どのフレームから物事を見るか?」によって体験の意味合いは変わります。さまざまなフレームがあることを知り、多数のフレームを使いこなせるようになることで、捉え方の選択肢を増やし視点の柔軟性を高めます。多角的に物事を見るメンタルスキルの1つです。
〈アウトカム・フレーム〉は、多数あるフレームのうちの1つです。
〈アウトカム・フレーム〉の概要
アウトカムフレームとは、「何を実現したいのか?」に焦点を当てて出来事を捉えるフレーム(枠組み)です。アウトカムとは、行動やその結果によって生まれる状態のこと。アウトカムフレームは行動やその結果によって生まれる〈望ましい状態〉の実現度合いをチェックするのに効果的です。

目的 | 本質的に望む状態(アウトカム)の実現 |
焦点 | 何を実現したいのか?結果からどんな成果や効果、状態を得たいのか? |
判断基準 | 本質的に望む状態(アウトカム)に近づいているかどうか? |
〈アウトカム・フレーム〉の前提
- 目標思考(望むものについて考える思考)
- 自分の望むものに向かって意欲的になりやすくなります。
- 日々の行動計画の方法として活用できます。
- 意図のある生き方として活用することもできます。
- 「望む状態(アウトカム)が何か?」を知ることから始まる。
- 「アウトカムに近づいているかどうか?」という視点から自身の行動を判断する。
〈アウトカム・フレーム〉質問例
- 何が欲しいですか?
- どうすれば手に入れられますか?
- いつ、どこで、手にしたいですか?
- 自分が持っているものを、どのように理解できそうですか?
- それを手にするために、どのようなリソースが必要ですか?
- 欲しいものを手に入れるために、今から何を始めますか?
〈アウトカム・フレーム〉の反対
- 非難フレーム:間違いやミスに焦点を当て非難する枠組み
関連
関連キーワード
- フレーム・フレーミング
- リフレーム
- 問題フレーム(逆のフレーム)
- 適切にアウトカムを設定する方法
- 目標実現のフレームワーク
- smartゴール
- 8ステップアウトカム
- GROWモデル
- マンダラシート
- PDCA
- ルーティンチェックシート