聴覚のサブモダリティとは、聴覚情報を構成する細かい要素のこと。
名称 | 聴覚のサブモダリティ |
意味 | 聴覚情報を構成する細かい要素のこと |
英語 | Auditory SubModality |
聴覚のサブモダリティとは?
「聴く」という行為の解像度を上げると、実は「聴くべき要素」がたくさんあることに気が付きます。例えば「音量」だけに注目して見ている人と、「音色」「リズム」「ピッチ」まで「聴き分けている」人では、同じ音を耳にしていたとしてもそこから得られる情報は大きく異なります。
このように「聴覚情報」は「音色」「音量」「リズム」「ピッチ」などさまざまな要素から成り立っています。これら聴覚情報を構成する細かい要素のことを聴覚のサブモダリティと言います。
聴覚のサブモダリティ
「聴く」ことを成り立たせている聴覚の要素(サブモダリティ)の一部を紹介します。
種類(二者択一なもの)
- 言葉か(誰の声か)/音か(何の音か)
- 連続/断続
- 片側/両側(モノラル/ステレオ)
質(グラデーション)
- 大きい ⇄ 小さい(音量)
- 音の豊かさ(音色)
- 静か ⇄ 耳ざわり(音調)
- トーン
- 速い ⇄ 遅い(ピッチ)
- リズム
- 抑揚
- 高音 ⇄ 低音(音程)
- 音の位置(どこから?)
- 近い ⇄ 遠い(音源との距離)
- 長い ⇄ 短い(音の長さ)
- 速い ⇄ ふつう ⇄ 遅い(テンポ)
- はっきり ⇄ ぼやけている(音の明瞭さ)
- 長い ⇄ 短い(継続時間)
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コラム
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