連合体験とは体験の方法の1つで「自分自身の視点で体験する」方法のこと。連合体験は自分の体験に没入して経験するため、その状態のことを「アソシエイト状態」と言います。
名称 | 連合体験/アソシエイト |
意味 | 自分自身の視点で体験すること |
英語 | Associate |
和英 | Associate=連合した、知覚的な |
連合体験とは?
私たちが何かを体験するとき、2つの受け取り方があります。
- 連合体験/アソシエイト
- 分離体験/ディソシエイト
1つ目の連合体験は、自分自身の視点でその体験を見て、聞いて、その体験に伴って感覚を感じる、という体験の受け取り方です。この体験の仕方を「連合体験」といい、自身の感覚に知覚的であることからアソシエイト(連合した、知覚的な)状態とも呼ばれます。
それに対して自分が体験しているにもかかわらず観察者の視点で体験を捉える受け取り方があり、それを分離体験と言います。(ディソシエイト状態)
連合体験の特徴
連合体験/アソシエイト状態の特徴は
- 体験に没頭していて、自分の目を通して体験を見て、感じて、完全に感覚に入っている状態のこと。
- 体験に伴なって感覚を感じます。
- 体験を主観的に経験しているため、思い出す時も、より強くその感覚を思い出すことができます。
- 連合体験/アソシエイトの状態の時には、いまに夢中で没頭している状態のため、時間の経過も気になりません。
連合体験/アソシエイト状態の活用方法
連合体験/アソシエイト状態が効果的な場合
ポジティブな感覚・感情に関する体験は、連合体験/アソシエイトの状態で経験することが効果的です。なぜなら、それらの強烈な感情体験が原体験となって未来の動機づけになるからです。
- 楽しい、うれしい体験を楽しむ(いま)
- スキルを練習する
- 集中する
- 注意を払う
- 人生を味わう
ポジティブな体験を思い出すとき
楽しい、うれしい出来事を思い出すとき、あたかも今目の前でその出来事が起こっているかのように、連合体験/アソシエイトの状態で思い出すのが効果的です。脳は過去と現在を判別できないため、今まさにその体験をしていると勘違いしてくれることで「いい状態」を引き起こすことが可能です。
連合体験/アソシエイト状態に関する表現
- 没頭する
- 流れに乗る
- はまる
- 身に沁みる
- 肌で感じる
- 巻き込まれる
- 実感する
- 「私は〜をしています」というように「私」が主語になる
関連
- 分離体験/ディソシエイト
- 知覚位置
- 第1ポジション
- 第3ポジション
- アンカリング
- 状態