エコロジー・フレームとは、長期的・広範囲で出来事を捉えるためのフレーム(枠組み)です。
変化や目標が広い範囲・長期的な視点でうまく適合しているか?
目指す方向と現在の自分自身の調和をチェックするために効果的なフレームです。
名称 | エコロジー・フレーム |
意味 | 長期的・広範囲に及ぶ枠組みで出来事を捉えること |
英語 | Ecology Frame |
訳 | Ecology=自然や環境と調和する Frame=枠組み |
エコロジー・フレームとは

目的 | 調和の取れた選択・行動 |
焦点 | より長期的・広範囲 |
判断基準 | 長期的・広範囲的な調和が取れているかどうか? |
エコロジー・フレームとは、長期的・広範囲で出来事を捉えるためのフレーム(枠組み)です。変化や目標が広い範囲・長期的な視点でうまく適合しているか?目指す方向と現在の自分自身の調和をチェックするために効果的なフレームです。
長期的とは例えば「数年単位」ではなく「10年」という期間で出来事を捉え直してみたり、広範囲というのは例えば「自分自身」だけはなく「家族」「友人」「職業的利益」という範囲で、どのように調和するかを判断します。より広範囲での成り行きを考慮に含めたり、いかに自分の本質的な価値観を守れるかどうかを視野に入れて考えることができるようになります。
フレームとは
そもそも〈フレーム〉とは、出来事や体験を認識するために私たちが心理的に設ける「枠組み」のことです。「どのフレームから物事を見るか?」によって体験の意味合いは変わります。さまざまなフレームがあることを知り、多数のフレームを使いこなせるようになることで、捉え方の選択肢を増やし視点の柔軟性を高めます。多角的に物事を見るメンタルスキルの1つです。
エコロジー・フレームは、多数あるフレームのうちの1つです。
エコロジー・フレームの前提

- 私たち1人1人は、コミュニティ、国家、地域、宇宙…という全体的なシステムの一部であるという考え方を前提とします。
- すべての物事は、影響を与え合っています。
- システムのすべての要素が同様に重要なのではなく、ある要素が変化することで全体に大きな影響を及ぼすこともあれば、あまり影響を及ぼさない場合もあります。
- そのため、目標や目的はそれらが実現したときの影響を、より長期的・広域的なエコロジカルレベルで考える必要があります。
- 一時的なだけでなく、長期的な豊かさ・メリットを考慮する。(時間)
- 信念&価値観に沿って判断・行動をし、環境を整え自身の一貫性を持つ。(自己)
- 自分だけでなく周囲・コミュニティも豊かになり「本当にいい」ことを選択しているかチェックする。(関係性)
- 人生のある一面の成功だけでなく、他の側面との調和を持つことができる。(ex.仕事の成功と同時に、健康的な生活を送る。)
エコロジー・フレームの例
⑴より〈長期的〉に見る

⑵より〈広範囲〉で見る

Tips!!
「⑷ より〈深い一貫性〉で見る」とは、自分の内面の調和を意味します。詳しくはこちらもご参考に!
エコロジー・フレーム質問例
- これは長期的に見てどうだろう?(時間)
- この行動は、私のまわりにどんな影響を及ぼすだろう?(空間・距離)
- この実現によって、私のまわりはどう変化するだろう?(関係性)
エコロジー・フレームの反対
自己中心フレーム
「今、この場で、自分自身にとって、いいか/悪いか」にだけ焦点を当てて出来事を捉える。
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