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03.あたかもフレーム | As if Frame

あたかもフレームとは、「あたかも〜である」というように〈あたかも本当のことである〉かのように捉えるフレーム(枠組み)です。

ゴールや結果が、すでに達成された「あたかも実現したかのうように(as if)」振る舞ってみることで、未来の可能性を広げ、新しい選択肢を探るのに役立ちます。

名称あたかもフレーム
意味「あたかも〜である」というように〈本当のことであるかのように振りをする〉捉え方
英語As if Frame
As if=まるで〜であるかのように、〜のように
Frame=枠組み

〈フレーム〉とは

そもそも〈フレーム〉とは、出来事や体験を認識するために私たちが心理的に設ける「枠組み」のことです。「どのフレームから物事を見るか?」によって体験の意味合いは変わります。さまざまなフレームがあることを知り、多数のフレームを使いこなせるようになることで、捉え方の選択肢を増やし視点の柔軟性を高めます。多角的に物事を見るメンタルスキルの1つです。

〈あたかもフレーム〉は、多数あるフレームのうちの1つです。
最下部に〈主要フレームリスト〉も記載していますので併せてご活用ください。

〈あたかもフレーム〉の概要

あたかもフレームは、あたかも「何かがすでに起こった」「すでに実現した」「達成した」かのように考える枠組みです。これを活用することにより起こりうる可能性を探求する、考えられる成り行きについて、新しい選択肢や重要な情報を先取りすることを助けます。創造的な問題解決&目標実現の方法の1つです。

また自分の中にある限定的な信念に気づき、変えるためにも使えます。あたかもフレームで捉えることにより、現状における制約や抵抗から一旦離れてみることを促します。そしてより自由に、想像力豊かに、より直感的に、物事を見ることを可能にします。未来は誰もわかりませんが、自分の推測が驚くほど的確なこともありますね。

目的・可能性を探求し、新しい選択肢や情報を先取りする
・制限/制約と思っていること(制約の信念)を変える
焦点未来に起こりうる可能性に焦点を当てる
(特に望ましい未来の状態やゴール、結果について)
判断基準望む未来の世界観と、現在の世界観の違いは何か?

〈あたかもフレーム〉の前提

  • 考えうる〈未来の可能性を探求〉するための枠組みです。
  • 何かが起こったふり、もしくは〈それが真実である〉という前提で考えてみます。
  • 現実でないことはわかっていますが、バーチャルリアリティのようにリアルに想像・体験してみることでより効果を発揮します。
  • 創造性を高めます。
  • 限定的な信念を変える場合にも用いられます。(私にはできません、ムリですetc…)
  • 過去の経験や経歴によって決めている抵抗・制約といった限界を超えることを可能にします。

〈あたかもフレーム〉の例

  • アウトカムの実現
    「それを実現したとしたら?」とあたかも実現したかのように想像して、現在を振り返ってみる。不可能だと信じていることを可能だと想定して、未来を考えてみる。

  • 会議で重要人物Aさんがいないとき
    「Aさんが、もしもここにいたらどうするだろう?」と仮定して考えてみる。

  • プロジェクト計画のとき
    「プロジェクトが成功したとしたら?」とあたかも「成功した」かのように考えて、成功させるために必要だった情報を洗い出す。

  • 問題解決や交渉のとき
    起こりうること、最悪の事態を想定して事前にリスク回避や準備をする。

  • 新しい能力を獲得するとき
    「自分がその能力を持っているBさんだとしたら?」とすでにその能力を使いこなせると想定して、Bさんの考えや振る舞いについての洞察を得る。

〈あたかもフレーム〉質問例

  • もし〜なら、どんな感じだろう?
  • もし〜なら、どうなっているだろう?
  • そうだとしたら、何が起こると思う?(推測できる?)
  • 〜と仮定してみたらどうだろう?
  • この先に、何が起こると推測できるかな?

〈あたかもフレーム〉の反対

  • あきらめフレーム:起こりうる可能性や情報については考えず、「自分にはどうしようもできない」という捉え方

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主要フレームリスト

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