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質問力を高めたい!【メタモデル】全12種類まとめ

「質問力を高めたい!」と思った時、「何について」「どのように質問するか」を理解しておくととても役に立ちます。会話におけるミスコミュニケーションが生まれる原因(言語パターン)と、それに対しする質問手法をまとめたモデルに「メタモデル」と言うものがあります。

ここではミスコミュニケーションが起こる12パターンと、それに対する質問手法をまとめています。

メタモデルとは?

メタモデルとは、コミュニケーションにおける不明瞭さ、不明確さを生み出す〈一連の言語パターン〉と〈質問手法〉をまとめたモデルです。

コミュニケーションにおける不明瞭さ、不明確さを生み出す言語パターンを特定し、それを明確にするための質問手法により構成されています。私たちが会話の前提としている思い込み、前提、省略していることなどを、理解し、よりスムーズなコミュニケーションが取れるようにするのに役立ちます。

メタモデルの12パターン

コミュニケーションにおける不明瞭さ、不明確さを生み出す言語パターンを12に分類しています。

(1)「不特定名詞」の省略

「何が」(名詞)が不明瞭なときに使える質問パターン

(2)「不特定動詞」の省略

「どのように行われるのか」(動き)が不明瞭なときに使える質問パターン

(3)「比較」の省略

「何と比較しているか」(比較対象や基準)が不明瞭なときに使える質問パターン

(4)「判断」の省略

「何を判断基準にしているのか」(判断や基準や、判断者)が不明瞭なときに使える質問パターン

(5)「名詞化」による省略

「プロセスや状態はどうなの?」が不明瞭な時に使える質問パターン

(6)「可能性の叙法助動詞」による一般化

「可能性について限界がある」と一般化されている時に使える質問パターン

(7)「必要性の叙法助動詞」による一般化

「必然性がある/ない」と一般化されている時に使える質問パターン

(8)「普遍的数量詞」による一般化

「例外はない」と一般化されている時に使える質問パターン

(9)「複合等価」による歪曲

「A=Bである」と歪曲されている時に使える質問パターン

(10)「前提」による歪曲

「前提がある」と歪曲されている時に使える質問パターン

(11)「因果関係」による歪曲

「因果がある」と一般化されている時に使える質問パターン

(12)「読心術」による歪曲

「相手の内面が分かる/相手は自分の内面が分かる」と一般化されている時に使える質問パターン