内的表象とは、思考のこと。
過去・現在・未来のいずれかについて、考えたり、思い出したり、想像した際に描かれたもののことを内的表象という言い方をする場合があります。
名称 | 内的表象(内的地図) |
意味 | 頭の中で思い浮かべること、考えること、思い出すこと。=思考。 |
英語 | Internal Representation |
訳 | Internal=内の、内面の Representation=表象、表現、描写 |
内的表象とは?
内的表象とは「ある瞬間にその人が考えていること」「思い描いている心の中の描写」のことを言います。
内的表象とは「状態」をつくる1つの要素
「状態」は
- 【a】思考
- 【b】精神的感覚(感情)
- 【c】身体的感覚(生理作用や行動)
それぞれが相互に影響しあってうまれる「その人のその瞬間の在り方」です。
つまり「どう考えるか?」によって自分自身の状態は変わります。
内的表象の種類
内的表象(思考)は時間軸で、3つに分けることができます。
内的表象の種類
- 過去について考える(思い出していること)
- 現在について考える(現在のこと)
- 未来について考える(想像・創造する)
過去について思い出す
思考の1パターンは「過去」について考えているときです。過去の出来事をイメージで思い出す、言われたことや聞こえたことを思い出す、その時の感覚を思い出す、など今現在目の前に起こっていないことですが、体験を呼び起こして思考しています。
現在のことについて考える
思考パターン2つ目は「現在」について考えていることです。優先順位をつけたり、情報整理をするなど目の前のやるべきことのために思考を使っているときです。
未来について想像する・創造する
思考パターン3つ目は「未来」について考えているときです。未来はまだ現実に存在していませんが過去に体験していないことも、現実的でないと思うことだとしても考えることができます。私たちが想像し、創造するために思考を使うことができます。