第2ポジションとは、体験を眺める位置/方法(知覚位置)のうちの1つ。
相手の視点に立って体験を眺めること。
名称 | 第2ポジション 第2位置 アザー・ポジション |
意味 | 相手の視点 |
英語 | Position Two Other Position |
訳 | Position Two=第2ポジション Other=他者のこと |
第2ポジションとは?
相手が「どう見ているか?どう感じているか?どう聞いているか?」など、出来事を相手の視点から捉えることを「第2ポジションに立っている」といいます。
第2ポジションは、物事を捉える4つの視点のうちの1つで「相手の視点」から物事を見ることを言います。
第2ポジション概要
- 「相手の視点」に立って物事を捉える視点です。
- 相手が「どう見ているか?どう感じているか?どう聞いているか?」を考えます。
- 相手の気持ち、状況を汲み取って共感を可能にします。
- その結果、相手との信頼関係を築くことを可能にします。
- 第2ポジションに立って話すとき人は
- 主語が「相手」になります。
- 話す内容は「相手の」感情・認識・アイディア・考え・価値観・目的・信念・興味のあるもの・執着しているものについて話します。
- 第2ポジションに立って体験するとき
- 自分自身を相手の立場から眺めます。
- 自分自身の身体ではなく相手の立場に立って見るため、自分より、相手の「このはずだろう」と想像する感覚、感情をより強く感じます。
- 第2ポジションとは「相手に〈同意〉する必要がある」わけではなく、この位置に立つことで相手を〈理解〉することを可能にします。多様性理解の根幹となる視点です。
第2ポジションの種類
- 他者の感情を理解する(痛みや喜びを想像できる)
- 他者の思考を理解する(考えやアイディア、意見を想像できる)
第2ポジションにいるときの特徴
第2ポジションの視点にいるときの特徴があります。またそれが強すぎると弊害も生まれます。
- 共感できる ⇄ 人の感情や思考に入り込みすぎてしまう(依存)。
- 信頼関係の構築がスムーズにできる ⇄ 不必要な関係性を作りすぎてしまう。
- 人への配慮ができる ⇄ 人を優先しすぎて自分を大切にできなくなってしまう(他人軸)。
- 人の意見を受け入れられる ⇄ 人の意見に左右されやすくなる。
第2ポジションが有効な場面
- 対人関係の課題
- 多様性の理解
- 信頼関係の構築
- 共感
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