NLP統一場理論とは、変化を促すのに役立つ介入方法を見つけるために開発された問題解決のためのモデル。
名称 | (NLPにおける)統一場理論 |
意味 | 変化を促すのに役立つ介入方法を見つけるために開発された問題解決モデル |
英語 | Unified Field Theory |
訳 | 統一場理論 |
NLP統一場理論とは?
NLPにおける統一場理論とは、変化を促すのに役立つ介入方法を見つけるために開発された問題解決のためのモデルです。個人が何かを学ぼうとする時、変化する時、人や外界とコミュニケートする時に、どのような状況・関係性の中で、何を学び、どのように捉えてくといいのかを掴むためのシンプルな方法論です。情報を集めて適切に整理するための枠組みとなり、それによって望ましい変化を得るための最適な介入ポイントを知ることができます。
自己解決のための手段としても、コーチがクライアントの問題解決をサポートする際にも、有効です。
NLP統一場理論の3の軸
NLP統一場理論は、変化を促す介入点として下記3つを組み合わせて作られました
- 時間
- 知覚位置
- ロジカルレベル
⑴ 時間
時間は、現在・過去・未来に分けて考えることができます。問題を〈どの時間の観点〉から捉えることが効果的か?を検証してみることが1つ目のチェックポイントです。時間に対する柔軟な視点が持てないと私たちは苦しみを生み出してしまいます。
- 不安:〈未来〉の見通しが利かなくなることにより引き起こされるもの
- 抑うつ状態:〈過去〉に対する物事の捉え方の行き詰まりによって引き起こされるもの
- 衝動:〈現在〉だけに焦点が当たりすぐにでも満足を得たいということから引き起こされるもの
心身ともに健康であるためには、時間に関して柔軟な視点を持ち、過去・現在・未来の複数の観点から人生を眺めることができるようにすることが重要になります。
⑵ 知覚位置
知覚位置とは、体験を眺める位置のこと。体験を眺めるには、少なくとも3通りの方法がありその総称を知覚位置といいます。
多くの人が持つ悩みの1つは人間関係です。豊かで心地よい関係性を築きながらも物事に対処していくには、柔軟に視点の位置を移動しそれぞれのポジションに立って状況を確認する必要があります。問題を〈様々な知覚位置に立って捉える〉のが2つ目のポイントです。
⑶ ニューロロジカルレベル
ニューロロジカルレベルとは、私たちの脳・言語・知覚システムが持つ〈自然な階層構造〉のこと。下記5つの階層/レベルからなるモデルです。
3つ目のチェックポイントは、問題は〈環境、行動、能力、信念/価値観、アイデンティティ〉どこについてのことなのかを知ることです。
私たちが変化に直面して問題を解決しようとするとき、その問題に属する同じレベルでは解決することができません。一段上のレベルにおける解決法で取り組む必要があります。ロジカルレベルはその階層構造を示してくれています。さらにこのモデルが助けてくれることは、信念/価値観レベルの問題解決は根本的な変容になるということです。
NLP統一場理論
NLPの開発者ロバート・ディルツが提唱。