ニューロロジカルモデルとは、〈ロジカルレベル〉と〈神経学〉とを融合させたモデルのこと。
名称 | ニューロロジカルレベル |
意味 | 〈ロジカルレベル〉と〈神経学〉とを融合させたモデル |
英語 | Neurological Level |
訳 | Neurological=神経学的な Level=階層・レベル |
Contents
〈ニューロロジカルレベル〉の概要
〈ニューロロジカルレベル〉とロジカルモデル
ロジカルレベルとは、私たちの脳・言語・知覚システムが持つ〈自然な階層構造〉のことで、下記5つの階層/レベルからなるモデルです。
〈ニューロロジカルレベル〉とは
ロジカルレベルの各レベルは、神経学的な回路に深い関わりを持っています。ロジカルレベルと、神経回路を融合させたものをニューロロジカルレベルと言います。
〈ロジカルレベル〉×〈神経学〉の体系的なモデルです。

ロジカルレベル | 概要 | 関連すること | ニューロロジカルレベル =深く関係する神経回路 | |
1 | 環境 | 自分の環境 外的な状況 | 反応 | ・周辺視野の神経システム ・知覚&反射的な反応 |
2 | 行動(振舞い) | 自分の行動 具体的な振舞い | 実行・実践 | ・運動システム ・意識的な行動 |
3 | 能力 | 自分の能力/状態/戦略 | 方向性 | ・大脳皮質性システム ・半無意識状態の反応 (目の動きや姿勢) |
4 | 信念・価値観 | 自分の信念体系 信念・価値基準 | 許可 動機 | ・自律神経システム ・無意識の反応 (心拍数・瞳孔など) |
5 | アイデンティティ | 自分の同一性 自分であるという確信 | 使命 ミッション | ・免疫&内分泌システム ・生命維持 |
★ | アイデンティティの超越 | ー | ミッションを超えて | ・ホログラフィック ・全体としての神経システム |
〈ニューロロジカルレベル〉の前提
- 人間の学習と変化のレベルには、階層がある
- それぞれのレベルには、異なる仕組みと働きがある
- 上位レベルは必ず下位レベルに影響し、何らかの変化を起こす
- 下位レベルの変化は、必ずしも上位レベルに影響を及ぼすわけではない
〈ニューロロジカルレベル〉の成り立ち
アメリカの著名な人類学者グレゴリーベイトソンは「学び、変容、コミュニケーションの処理システムには自然な階層構造がある」としそれを学習理論としてまとめました。この概念を元に、NLP開発者ロバート・ディルツがまとめたものが〈ニューロロジカルレベル〉です。