アイデンティティとは、「自分は何者か」という感覚のこと。
名称 | アイデンティティ |
意味 | 「自分は何者なのか」への明確な答え |
英語 | Identity |
訳 | 自我同一性、同一であること・同一性・一致・独自性 |
アイデンティティとは
アイデンティティとは「自分は何者であるか?」という
- 自己認識についての答えであり
- 他者との関係性や社会的役割
- セルフイメージを形成する際に重要な概念
です。
アイデンティティは、自己成長や自己実現において、自分自身を理解して人生に充実感や満足感を得るために必要な要素の一つとされています。
アイデンティティは、個人が生まれ育った環境や家庭、社会的背景、文化、人間関係、体験、性格などによって形成されます。
アイデンティティの種類
- 内面的なアイデンティティ:自分がどのような人間であるか?
- 社会的なアインデンティティ:自分は社会の中でどのような役割、責任、存在であるか?
アイデンティティの特徴
- 変化する:アイデンティティは固定されたものではなく、経験や環境により変化していきます。
- 個人的なもの:アイデンティティはとても個人的なもので、人や社会から評価されるかどうか、されているかどうかは関係ありません。自分が、自分をどのような存在として感じ、認識しているかという概念です。
- 社会的:アイデンティティティ自体はとても個人的なものですが、その形成には社会や周囲環境からの影響を受けています。
- 自己一致性:アイデンティティは、自分が持つ価値観、信念、能力、行動、環境との一致感に基づいて形成されます。そのためこれらの間に調和が取れていれば取れているほど、自己肯定感や幸福感を感じやすくなります。
アイデンティティの整え方
アイデンティティを整えることは、自分の存在に対する自信を持ち、人生における充実感や幸福感を高めるのに役立ちます。
- 自分自身を知る:最初のステップは、自己理解を深めることです。自身の価値観、信念、能力、興味関心、強みや弱み、魅力やコンプレックス、過去の経験から未来の夢まで、自身に関することについて深い洞察力と理解が必要です。
- 人生の方向性を決める:自分の人生の方向を見極め、明らかにすることは自分は何者なのかを定義する上で重要です。
- 自立・自律する:自己と他者との境界線を整理し、自分の課題や挑戦には自らが取り組んでいく必要があります。
- 定期的に調整する:アイデンティティは経験と共に変化するため、定期的に見つめ直すことが必要です。自分はどんな存在であると思っているか、それを改めて認識することで本当に重要なことから取り組んでいくことができるようになります。
成り立ち
アイデンティティという概念は、精神分析家/発達心理学者であるエリク・H・エリクソンが提唱。アイデンティティの確率は「心理社会的発達理論」の青年期の発達課題であり、アイデンティティを獲得するまでの社会的猶予期間のことを「心理的モラトリアム」と呼ばれています。
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