「誰の視点から見るか?」「どんな枠組みで捉えるか?」など、物事を多角的に捉える方法をまとめました。視野を広げたい、より柔軟に出来事を捉え直したいと思うときに使える物事の捉え方の種類まとめです。
「知覚位置」を変えて視点を増やす・4種類
「誰」の視点で出来事を捉えるか?
その出来事を見る立場を変えて、捉え方の選択肢を増やすことができます。
- 第1ポジション:「自分」の視点で捉えること。
- 第2ポジション:「相手」の立場に立って捉えること。
- 第3ポジション:自分と相手を離れた場所から見る「観察者」の立場に立って捉えること。
- 第4ポジション:自分、相手、観察者すべてが見えるさらに離れた場所から「自分たち」の立場に立って捉えること。

「状態」を変えて視点を増やす・2種類
「どんな状態」で出来事を捉えるか?
その出来事を見る「自分自身の状態」を変えて、捉え方の選択肢を増やすことができます。
- アソシエイト/連合体験:体験に没入して、自分の感覚と繋がりながら経験すること。
- ディソシエイト/分離体験:体験と自分の感覚を切り離して経験すること。
「心理的枠組み」を変えて視点を増やす・17種類
「どの枠組み」で出来事を捉えるか?
その出来事を捉える「心理的な枠組み」を変えることで、捉え方の選択肢を増やすことができます。
- 〈アウトカム〉フレーム:「何を実現したいのか?」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈エコロジー〉フレーム:「調和しているか?」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈あたかも〉フレーム:「あたかも本当のことである」という前提のもとに物事を捉えること。
- 〈バックトラック〉フレーム:「相手が使った言葉・トーン」に焦点を当てること。
- 〈対照〉フレーム:「違いは何か?」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈フィードバック〉フレーム:「すべての結果は役に立つ」という前提のもとに物事を捉えること。
- 〈合意〉フレーム:「お互いにとって有益で合意できることは何か?」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈関連性〉フレーム:出来事の間に「どのような関連性があるか」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈非難〉フレーム:「間違い・ミス・欠点」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈自己中心〉フレーム:「今、この場で、自分自身にとって、いいか/悪いか」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈あきらめ〉フレーム:起こりうる可能性や情報について考えず「どうしようもない」という前提のもとに物事を捉えること。
- 〈言い換え〉フレーム:相手の話を別の表現や言葉で「言い換える」こと。
- 〈すべて同じ〉フレーム:「共通点・変わっていないこと」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈失敗〉フレーム:望まなかった結果はすべて「失敗」という前提のもとに物事を捉えること。
- 〈争い〉フレーム:他との調和・合意を無視し「自分の欲求実現のみ」に焦点を当て物事を捉えること。
- 〈無関係〉フレーム:「自分には関係ない」という前提のもとに物事を捉えること。
- 〈Good&New〉フレーム:「よかったこと・新しいこと」に焦点を当て物事を捉えること。
〈アウトカム〉フレーム

「何を実現したいのか?」に焦点を当て物事を捉えること。
〈エコロジー〉フレーム

「調和しているか?」に焦点を当て物事を捉えること。
〈あたかも〉フレーム

「あたかも本当のことである」という前提のもとに物事を捉えること。
〈バックトラック〉フレーム

「相手が使った言葉・トーン」に焦点を当てること。
〈対照〉フレーム

「違いは何か?」に焦点を当て物事を捉えること。
〈フィードバック〉フレーム

「すべての結果は役に立つ」という前提のもとに物事を捉えること。
〈合意〉フレーム

「お互いにとって有益で合意できることは何か?」に焦点を当て物事を捉えること。
〈関連性〉フレーム

出来事の間に「どのような関連性があるか」に焦点を当て物事を捉えること。
〈非難〉フレーム

「間違い・ミス・欠点」に焦点を当て物事を捉えること。
〈自己中心〉フレーム

「今、この場で、自分自身にとって、いいか/悪いか」に焦点を当て物事を捉えること。
〈あきらめ〉フレーム

起こりうる可能性や情報について考えず「どうしようもない」という前提のもとに物事を捉えること。
〈言い換え〉フレーム

相手の話を別の表現や言葉で「言い換える」こと。
〈すべて同じ〉フレーム

「共通点・変わっていないこと」に焦点を当て物事を捉えること。
〈失敗〉フレーム

望まなかった結果はすべて「失敗」という前提のもとに物事を捉えること。
〈争い〉フレーム

他との調和を無視し「自分の欲求実現のみ」に焦点を当て物事を捉えること。
〈無関係〉フレーム
「自分には関係ない」という前提のもとに物事を捉えること。
〈Good&New〉フレーム
「よかったこと・新しいこと」に焦点を当て物事を捉えること。
「タイムライン」を変えて視点を増やす・2種類
「どのような時間感覚」で出来事を捉えるか?
その出来事を見る「時間についての感覚」を変えて、捉え方の選択肢を増やすことができます。
「意識の方向」を変えて視点を増やす・2種類
「何に意識が向いている状態」で出来事を捉えるか?
その出来事を見る「意識の方向性」を変えて、捉え方の選択肢を増やすことができます。
「意識のレベル」を変えて視点を増やす・6種類
「自分に関するどのレベルに意識が向いた状態」で出来事を捉えているか?
その出来事を理解する際の「意識のレベル」を変えて、捉え方や選択肢を増やすことができます。
- 環境レベル(Environment):人が存在する環境や状況・人間関係に意識が向いていること。
- 行動レベル(Behavior):具体的な行動に意識が向いていること。
- 能力レベル(Capability):スキルや能力に意識が向いていること。
- 信念・価値観レベル(Belief&Values):信念や価値観に意識が向いていること。
- アイデンティティレベル(Identity):自分自身についてどう認識しているかに意識が向いていること。
- スピリチュアルレベル(Spirituality):精神的な信念や哲学に意識が向いていること。
関連ワーク
- 知覚位置の調整
- リフレーミング
- エンプティチェア